ハゲ防止プロジェクト序章~抜け毛の始まり~

頭を抱える男性
「まずい」
何がまずいのかというと、私の頭の話だ。
決して青汁を飲んだ感想でもないし、私の思考がぶっ飛んでいるヤバいやつというわけでもない。
頭髪がまずいのだ。具体的に言うと最近の抜け毛の本数が異常に多い。
気がするというレベルではない。はっきりとわかるくらいに多い。

原因

抜け毛が多いということでお察しの通り、私はハゲかけている。
ハゲかけているというのは、まだ完全にハゲ上がったわけではないからだ。
本当だ。顔が見えないのを良いことに、見栄を張っているわけではない。
抜け毛が増えたのは割と最近のことだし、友達が冗談で「頭薄くなったんじゃない?」と言ってくるぐらいにはまだ髪の毛は残っている。

抜け毛が増えた心当たりはたくさんある。
若いころバンドをしていた私は、頭髪の色をコロコロと変えた。
白に近い金や赤や青にもした。その頃の影響が今になってやってきたのだろう。
あの頃は傷んだ髪が切れることはあっても抜け毛はここまで多くなかった。
今、目の前に若いころの私がいたら有無を言わさず、ぶん殴ってやるところだ。

他にも抜け毛が増えた心当たりはある。
最近ストレスが大いに増えたことだ。
新しく赴任してきた上司と全くソリが合わない上に、無茶な仕事を振られる。(ちなみにこの上司は、今更抜け毛程度で動じないであろう髪の薄さだ。)
長年付き合ってきた彼女にはフラれ、友人の結婚ラッシュが重なり、出費も多い。
彼女にフラれた当日に、友人から結婚するというラインが来たときは思わずスマホをブン投げてしまった。
そのせいでスマホの表面が割れて、画面がとても見にくい。

自分で言うのもなんだが、さんざんである。

絶望

このままではまずい。
この上さらに抜け毛が進行し、ハゲが重なってしまえば、確実に私はどん底に叩き落されるのみである。
正直、今の私はどん底に落ちるところを、かろうじて崖から生えていた木に掴まっているところだ。
だが、それも長くは持たない。崖の上には「ハゲ」という大岩が今にも落っこちてきそうなぐらい不安定な状態で乗っている。
そして、その掴まっている木も私の体重を支えられず、抜け毛……ならぬ抜け木になってしまいそうだ。

この最後の希望をなんとしても捨ててはならない。
私はまだギリギリ20代なのだ。このままハゲてしまえば30代はお先真っ暗である。
それにあの上司と髪型がお揃いなんてことはあってはならないのだ。
私はこれ以上の抜け毛を無くすため、対策を考えるのであった。

対策

しかし、抜け毛に対する予備知識など私にはほとんどと言ってない。
せいぜい、
・ワカメをたくさん食べる。
・ひじきをたくさん食べる。
・昆布をたくさん食べる。
・ワックスを付け過ぎない。
・髪はちゃんと乾かす。
程度でしか思いつかない。どんだけ海産物食わす気だ。

しかもワカメやひじき・昆布は抜け毛には効かないという話も聞いたことがある。どっちなんだ。

こうなっては調べるしかない。
このインターネット社会で調べられないことなどないのだ。
私は自業自得により、画面がバッキバキになったスマホで検索を始めた。

検索してみると、さすが情報社会。
画面がバッキバキなので少し見づらいが、抜け毛に対抗する策や改善案など、素晴らしい情報がいくつも見つかった。やはり、日本では私のように髪の毛のことで悩む人が多いのだろう。我々の祖先はちょんまげだったというのに。

そして、その見つけた情報の中から、実際に私が行ったものを、同じ「抜け毛」や「ハゲ」といった悩みを持つ同志たちに伝えたいと思う。